捜し物

虫撮りに行く時のレンズは、マクロ100mm 12-24mm広角、70-300mm望遠だ。
時にはこれが50mmマクロになったり180mmマクロになったり、15mm魚眼+1.5テレコンなったりするが、マクロ100mmと12-24mm広角の2本は必携レンズだ。

昼前、先日カワセミの飛ぶのを見た川へ虫探しに行こうと思い立ちカメラの準備にかかっていた。
川沿いの南側の土手には土筆が顔を出しているかもしれない、それなら広角接写で狙ってみよう
と日頃あまり使わない10-17mm魚眼レンズを用意しようとしたが、ドライ庫の中にそれが見当たらないのだ。
それからが大変だ。
本箱に設えているカメラ関連の棚やドライ庫を何度も探す、書斎中を隈なく探す、レンズなどを不用意に置くことはないと自分に言い聞かせながらあちこち探し廻していた。
これだけ探しても見つからないのは撮影行の時何処かに置き忘れてきたのだろうか。
嫌な思いが駆け巡っていた。

レンズは納戸に放り込んであったカメラザックの中から出て来た。

昔はこのカメラザックを常用していたが、最近は殆ど使用することがない。
このザックに機材を詰め込んで雑木林の中を歩き廻る体力が失われているのだ。

捜し物のお蔭で虫探しには出掛けられずだ。
ここ暫くの間は探しものなどすることもなかったのに。