冬の虫探し

夕方の散歩の途次通りすがりの人に挨拶の声をかけられてびっくりした。
道すがらの生垣の中をのぞき込みながら歩いていたのだ。
いつもの癖でつい虫探しをやっている。
10日程前にもウラギンシジミを見つけて生垣の中に手を突っ込んでいる時、学校帰りの小学生に声をかけられ驚いたばかりだ。
夢中になっていると周囲のことが分からなくなっている、それに耳も補聴器が必要なのだ。

その時のウラギンシジミは今は書斎の本箱の中にいる。

冷たい雪空の下で虫たちを見つけるのは容易ではないが、それでも草むらや生垣の木々の間を覗き込んでいる、自分でも無意識の内にやっているそんな行動が可笑しくなることがある。