カマキリの卵嚢

散歩の道すがらにあるSさんの庭の生垣でオオカマキリの卵嚢を見っけた。
孵化が見たさに持ち帰る。

玄関の下駄箱の上に置いておいたカマキリの卵嚢を見つけたカミサンは、やれやれ又ですかという感じでこちらを見ている。確かに睨まれても仕方ないのは、既に3個のカマキリの卵嚢が金木犀とアオキの木に縛り付けてあるのだ。

このカマキリの卵嚢を見ていて、「カマキリの卵嚢が木の高い位置に産み付けられていると大雪になる」そんな言い伝えが北国に伝わっているということを思い出していた。
カメムシが多い年は大雪になる」そんな伝承も各地に在るし、滋賀県にもあるようだが、生物学的な信憑性は?だといわれている。
カマキリの卵嚢と大雪の関係もそんなたぐいではないかと思っていたが、卵嚢のチエックをネットでしていた時、「カマキリは大雪を知っていた」という出版物があるのを見つけおっ!となった。

長年の観察からカマキリの卵嚢の産み付けられた高さと大雪の関係を実証付けられて本にまとめられたようだが、昆虫学者などからはその検証の仕方に不備があるとの指摘もされているようだ。
JT生命誌館の研究員も否定的な意見を述べられている。
私にはどちらの意見が正しいのかは直ちに判断できないが、未だ発見されいない予知能力を昆虫(カマキリ)が持っているとすれば、カメムシだって昆虫だよねと言いたくなる。

カマキリの卵嚢、一度その産み付けられるシーンを撮りたいものだ。