2021-01-01から1年間の記事一覧

カタグロチビドロバチを狙う小さなハエトリグモ

電気温水器の隔壁にぶら下げている竹筒トラップの近くで、カタグロチビドロバチとそれを狙っている小さなハエトリグモ(オオハエトリの若齢体だろうか)を見付ける。 1週間ほど前から玄関を出入りする時、しばしばまとわりついてくる黒い小さなハチがいたが…

書棚の奥から見つけ出したもの

連日の暑さに負けて完全に呆けはじめている。万事億劫ということが極まっているのだ。カミサンの体調が元気な時の状態であれば全て放り出して夏眠に入るところだが、それもならずだ。呆け暮らしの防止薬にと思いある本を探していて、書棚の一番下の棚の奥で…

アリグモとセミの抜け殻

我が家のノウゼンカズラは今が最盛期、落下した花を暑さにかまけて1日掃除しないと翌日は相当な量になっている。コヤツが道行く人に踏みつけられたりすると見苦しい状態になり、ご近所迷惑になるのだ。涼しいうちの掃除を終わり階段を上がっていて、門扉の…

クマゼミ

新聞を取りに出た折、門扉の前のひょろひょろと伸びたタカサゴユリにセミの抜け殻がくっついているのを見つける。最初はアブラゼミの抜け殻のように思ったが、よく見ると抜け殻の下のユリの葉隠にクマゼミがいるのだ。 玄関先のシロダモの根元から這い出して…

里芋の葉にくっついていたアブラゼミの抜け殻

ITOUさんの菜園に足を踏み入れた時は、風があったから暑さをさほどに感じなかったが、風がそよともしなくなると湿度の高い暑さが襲ってくる。イチジクの葉にいるキボシカミキリを見つけカメラを構えてからほんの僅かな間だったが、上半身がじっとりと汗ばむ…

カミキリ翔び立つ

虫撮りの重要なテーマの一つが、カミキリやテントウムシ、ジョウカイボン、コガネムシ、カナブン等の甲虫類の翔び立つシーンを撮ることだった。コヤツ等を見つけると随分辛抱強く翔び立つのを待つこともあったが、いつの頃からか待ち続けるということが出来…

野菜の花と虫たち(2)

昨日手にした「野菜の花写真館」の作者植松國雄(元小学館取締役)さんは、退職後「野菜の花」の撮影を開始、13年間の成果が本書であるとのこと、178種類の野菜の花を撮るだけでも容易ではなかっただろうに、花に来るチョウやハチなどが写し込まれているのだ…

野菜の花と虫たち

長い間虫撮りに夢中だったが、野菜の花に来る虫たちを虫撮りの一つのテーマとして撮るということはなかった。こんなことから、野菜の花とこの花に来るチョウたちを撮った写真集「野菜の花写真館」・植松國雄著 敬文舎 を新聞の書籍広告欄で見つけ手に入れた…

梅雨空の下の物憂い日々

からっとした爽やかな晴れ間のない梅雨空の下の日々、肌にまとわりつく湿度の高いべとつくような暑さにまいっている。万事億劫なのだ。虫撮りにも行かず、読書もせず、呆け暮らしの日が続いている。今日もそんな一日で終わりそうだったので、呆け暮らしにピ…

スズランが毒草とは

玄関先のシロダモの木の下のスズランに、ポッンと青い実が1個ついているのを偶然見つけた。この青い実がどんなふうに変化していくのか、その様子を見たいとそのままにしておく。赤くなればどんな味がするのか味見しようと思っていたのだ。 植えた覚えのない…

夕立に逃げ帰る

昨日の蚊の襲来にこりていたから今日は蚊除け対策も十分にして、ITOUさんの菜園に行く。キボシカミキリの飛翔が再び見られるかもしれないと思い、撮影に万全を期すようにと、三脚、リモートレリーズ、マクロツインストロボ、100mmマクロ、180mmマクロ、35-35…

キボシカミキリ翔び立つ

梅雨の晴れ間の陽射しが少し明るくなり始めた昼下がり、ITOUさんの菜園へ行く。 イチジクの葉っぱの上にキボシカミキリがいるのを見つけ近づく。老爺は目的の場所へ接近するのに一苦労した。畑の畝から畑の端の草むらまで伸び放題で伸びている、カボチャの蔓…

ブッドレアに来たチョウたち

庭先のブッドレアが咲き初めた。ノウゼンカズラもたくさんのつぼみを付けている。今朝、ブッドレアにチョウたちが来ているのを初めてみた。吸蜜に来ていたのは、ナミアゲハ、ツマグロヒョウモンのオスとメス、それにイチモンジセセリ。 ブッドレアは別名「バ…

草むらのキジ

炎天下の昼下がりキジ撮りのフィールドへ行く。今期のキジ撮りも今日で終わりにしよう、1ショット出来れば幸いだ、そんな思いで出掛けたのだ。そんな思いが通じたのだろうか、フィールドへ入る田んぼ道へ足を踏み入れて間なし、草むらにいるキジを見つける…

思い出せぬことの多かりし

早朝に訪ねた鳥撮りのフィールドは、オオヨシキリの啼声もケリの声もなく、薄気味悪いほど静かだった。遠くの田んぼにいるチュウサギを見掛けただけで、全く鳥の姿はなかった。耕作放棄地のヨシも随分と背が高くなっているから見通しも悪くなり、目的のキジ…

ITOUさんの菜園にて

昨日の京都新聞朝刊一面の書籍広告欄で、昆虫写真家今森光彦さんの最新刊「小さな里山をつくる」の広告を見ていたこともあり、今朝早々とITOUさんの菜園へ行く。ITOU昆虫園と名付けているほど虫たちの多い畑なのだが、今朝はふわふわと菜園の上を横切ってい…

我も老い彼も老い

定期検診に出掛けた病院の待合室は、11時半からの受診予約だったこともあり、5人程の人がいるだけで3密の心配はまったく無かった。そのうちの一人に見覚えがあるように思い眼を凝らした。旧い知人のOさんだった。長い間お目に掛かることも無かったからその…

キジの夫婦を追いかけて(3)

昨日は午前中2時間ほどフィールドにいた。キジの夫婦を追いかけ続けていたのだ。この時思わぬ枚数を撮っていた(761枚)。これらを深夜まで整理していた事もあって今朝は起きられず、カミサンがかけてきたスマホに起こされるほどだった。 昨日のキジの夫婦…

ヒクイナを見た

草深い田んぼ道は未だ十分に乾ききっていないから老爺は歩くのに難儀していた。凸凹した道の少しでも乾いていそうな所を探しながらそろりそろり歩いていて、草むらの中に小さな赤っぽい色をした鳥を見付ける。随分長い間見ることのなかった鳥、ヒクイナだっ…

意外なものを見た

昨日は雨に閉じ込められた一日だった。書棚から引っ張り出していた「蟻の自然誌」バート・ヘルドブラー/エドワード・ロ・ウイルソン 著、辻 和希/松本忠夫 訳 (朝日新聞社)を読んでいたが集中力が持続しないのだ。僅かばかりのページを読んだだけだった。…

カラスアゲハとタニウツギ

ITOUさんの菜園をITOU昆虫園と名付けて虫撮りによく出掛ける。無農薬栽培の畑なので四季折々にいろんな虫たちが見られるのだが、今日は何故か虫たちの姿を見かけずだった。見掛けたのはセンサー付きのカメラ。何を狙っているのだろうか。この菜園で二度ほど…

アリの思い出

玄関先のシロダモの木の根元にスズランが生えている。コヤツの株を植えたという記憶は無いが年々その株数を増やしているのだ。そのスズランの葉の上にガガンボがいるのを見付け、150-600mmを取り外したカメラに100mmマクロを装着して持ち出す。鳥撮り用の重…

稚鮎捕りの人

早朝のキジの活動を期待して久しぶりに早起きしフィールドへ行くも、望みは叶わずだった。フィールドでは甲高いオオヨシキリの囀りが聞こえてくるだけで、複数羽のケリがいたがいつものようにスクランブルをかけてくることはなかった。 朝の散歩をする人が近…

稚鮎を釣る人

和邇川の土手道を走っていて稚鮎を釣っている人を見かけ車を停めた。サビキ仕掛けに丸ウキをつけた竿を出している。見ていると結構いいテンポで釣り上げていた。 稚鮎釣りを見掛けると決まって思い出すものに、この時季の琵琶湖での風物詩の一つ「追いさで網…

トビの獲物

キジ撮りは不作だったが珍しいシーンを見た。空の高みから1区画向こうの休耕田の草むらにトビが舞い降りてきて、何かを掴んで飛び上がり、少し離れたコンクリート製の畦に降りたのだ。トビはかなり長い獲物を獲っていた。遠目に見た時は蛇かと思ったがモニタ…

キジが翔ぶ

田植えが終わった後、田植え機が植え残した田んぼの角や畦沿いの箇所に人の手で補植が行われる。反収を少しでも上げるための作業なのだ。腰をかがめ這いつくばるようにしてのこの作業は相当に厳しいに違いない。そんな補植作業を行っている老農婦をしばらく…

老兵走る

梅雨の晴れ間の素晴らしい陽光に誘い出されて昼下がりのフィールドへ行く。数日続いた薄暗い雨空から開放されたことが何もまして気持ちよかった。それにフィールドに入るなり甲高い啼声を上げてケリがスクランブルをかけてくるのだ。歓迎してくれているよう…

小雨の中のキジ

近畿地方が梅雨入りしたと発表のあった16日以来、雨に閉じ込められたように書斎でくすぶっていた。佐藤洋一郎の「イネの文明」を読んでいたがこっくりこっくりしている時間のほうが長いという、半ば以上呆け暮らしだった。どこかで区切りをつけなければ呆け…

天人五衰

「天人五衰」という言葉が何かの拍子にふいと頭をよぎることがる。今日も午前11時前午睡から目覚めた時、完全に目覚めきらない頭の中をこの言葉がよぎっていったのだ。朝の日課を終えてコーヒーを淹れ新聞を読んでいたが、物凄い睡魔に襲われこっくりこっく…

キジとカルガモのコラボを見た

朝のフィールドでキジの夫婦を見つけ追いかけていて、珍しい光景を見た。キジとカルガモのコラボ、草むらから頭を出したり引っ込めたりするシンクロダンスのようだった。動画で撮って編集すれば面白いものが出来たに相違ない。 キジを最初に見つけたのは水田…