カタグロチビドロバチを狙う小さなハエトリグモ

電気温水器の隔壁にぶら下げている竹筒トラップの近くで、カタグロチビドロバチとそれを狙っている小さなハエトリグモ(オオハエトリの若齢体だろうか)を見付ける。

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1週間ほど前から玄関を出入りする時、しばしばまとわりついてくる黒い小さなハチがいたが、そのハチは眼の前の壁にいるコヤツだったのだろうか。隔壁にぶら下げた竹筒トラップには、卵を産み付け泥で密封したトラップが3本ほど見られる。そのうちの一つは泥の乾き具合から見てあまり時間が経っていないように見える。コヤツが作った巣だろうか。

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暑さに負け冷房の効いた部屋に閉じこもっていなければ、カタグロチビドロバチの巣作りの様子が見られただろうに。

竹筒トラップにやってくるドロバチの仲間を撮ったのは2019・04・26が最後のようだ。

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竹筒トラップの様子を見るに、何度も巣作りを撮るチャンスはあっただろうに撮れていないのだ。ドロバチたちが幼虫の餌になる青虫などを運び込んだり、巣を密閉するための泥を運んでくるシーンを撮るため、再度竹筒トラップを新設しなくてはなるまい。

カタグロチビドロバチを狙う小さなハエトリグモの動きは超スローなのだ。間合いを詰め襲いかかるのを待っていた。10分近くカメラを構えていただろうか、老爺には次第に手持ちでのEOS7D+100mmマクロが重くなってくる。それに眼もしょぼついてくるのだ。

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ファインダーから眼をはなしカメラを下ろす。再び見た時にはハチの姿は消えていた。

 

* 書棚の奥から引っ張り出していたミシェル・ペイヴァーの「神々と戦士たち」は、上下2巻だとばかり思い込んでいたが、シリーズは全5巻だった。残りの3・4・5巻をamazonに注文した。

ふとしたことで、ヴァージニア・ウルフの「波」を読んでみたくなり図書館から借り出している。ファンタジの世界からそれとは全く異質な心理風景の小説に手を出しはじめているのだ。何が起点になったのかは思い出せない。「神々と戦士たち」の第2巻を読み終えたら「波」に取り掛かってみよう。

 

本日半ば夏眠だった。

雨が降りはじめましたよ、カミサンの声に眼を上げ窓外を見る。一雨が涼しさをもたらしてくれるだろうか。