ITOUさんの菜園にて

昨日の京都新聞朝刊一面の書籍広告欄で、昆虫写真家今森光彦さんの最新刊「小さな里山をつくる」の広告を見ていたこともあり、今朝早々とITOUさんの菜園へ行く。ITOU昆虫園と名付けているほど虫たちの多い畑なのだが、今朝はふわふわと菜園の上を横切っていくコミスジを一瞬見ただけで、他にチョウの姿を見ることはなかった。

見掛けたのは、クサグモ、マダラコガネ、ウリハムシの仲間、ヤマトシジミ

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Uさん宅の庭からITOUさんの菜園へ枝を伸ばしているセイヨウニンジンボクの枝先で、花芽が大きくなり始めている。こやつが花開き始めるとアゲハの仲間やタテハの仲間、クロマルハナバチアシナガバチ、ミツバチ、カナブンの仲間等など、いろんな種類の虫たちがやって来る。また期をいつにして畑でもウリやカボチャの花も見られるようになる。これらの花にチョウが来、極小のアリが集団でやって来るのだ。それに無農薬栽培を実行さてているから、菜っ葉類にはナガメなどカメムシの仲間がやってきて、葉っぱは穴だらけになる。赤と黒の縞模様のナガメの交尾体などは、時に面白い被写体になってくれるのだ。ITOUさんの菜園が昆虫園になる、そんな日がくるのが待ち遠しものだ。

老爺の虫撮りの原点は、今森光彦の「昆虫記」を手にしたことからだ。4月から始まる昆虫カレンダー式編集のこの本は、現在でも私の虫撮りのバイブルになっている。

炎天下、鳥撮り用の重いヤツを持って田んぼ道を歩くのは大変だ。100mmマクロなど機材を軽くして虫撮りを専らにしなくてはなるまい。