湖荒れる

雨上がりの湖畔へ行く、陽射しは明るいが風は冷たく時雨が通り過ぎることもある。
和邇川河口の吹曝しの砂州にはさすがに釣り人の姿はなかった。
鳥の姿もまばらだ、砂州で仕切られた湾処にカルガモオオバンの小集団が居るのみ。
時雨交じりの風が強まってきたので1ショットして引き揚げる。

湖国ヒウオ漁ピンチ!」という新聞記事が出ていた。
今年のアユの産卵数は約213億粒と平年の2倍以上で豊漁がよそくされていたのに、ヒウオ(アユの稚魚)漁解禁の今月1日以来琵琶湖全域で極端な不漁が続いているという。
昨年の解禁初日の漁獲量は6.3トン、今年初日は1.1トンだったとのこと、琵琶湖が変わってきたのかと心配する人もいる。

湖の荒れる日、ダイサギコサギアオサギたちは何処に避難しているのだろうか。
コサギたちの隠れ場所を一度覗いてみたいものだ。