初冬のジョロウグモのペア

今朝は今冬一番の寒さ、零度近かったようだ。
寒さに負けた老躯は長いヤツを持出して鳥撮りに出掛ける意欲もなく、まるで冬籠りの熊のように背中を丸め書斎に半日閉じこもっていた。

庭先の金木犀の枝には今も4組のジョロウグモのペアが網を掛けている。
巣網の張り糸に触れてみる、オスの方は動き出さなかったがメスは巣網の先端まで素早く移動する。
通常だったらジョロウグモは11月の終わり頃までには死滅しているのに、このメスグモは暖かい頃のような動きなのだ。
ジョロウグモは耐寒能力を獲得しつつあるのだろうか、などと妙な想像をしていた。

初冬のジョロウグモのペアはいつ頃まで生命を繋いでいるのだろうか。
巣網に掛かりそうな虫たちの姿は全く見かけることも無い、断食を強いられて随分時間が経っていると思う。
寒さの中のジョロウグモのペア、何とも気になる存在だ。