エナガ

旧い友人のOさんからメールが届く、こまめに日々更新していたブログが26日以来途切れているが体調不良か、という問い合わせだった。
こんなふうに心配してくれる昔からの仲間も今では5指ほどになってしまった、寂しくなる。
体調に問題があるわけではないが、どこか物憂く、読書もせず鳥撮りにも行かず、ブログを書くのも億劫で呆け暮らしが続いていたのだ。
Oさんのメールに刺激され今年の締めくくりにと思い、栗原(大津市)の棚田へ行く。

棚田のあぜ道を2時間近くふらりふらり歩く。
フキノトウを採ったあぜ道も定点観測するように撮っていた梅の木への道も、今では小笹が伸び放題で近寄ることも出来ない。
ここには耕作放棄されて長い歳月が流れた棚田が幾つも在る。
人の通りが無くなった棚田道やあぜ道にはイノシシの足跡が続き、イノシシが掘り返した跡が残る。

けもの道と化したあぜ道を辿っていてエナガの小集団に出会う。


鳥撮りが目的では無かったので持出していたのはEF35-350mm。
笹原の向の梅の木の間を動き回るエナガ狙いは近づくこともならず遠かった。

車を停めたところまでの帰り道、声を掛けてくる人がいた。
問われるままに雪の比良連山やエナガを撮ったことなどを話していたら、ウソ(鷽)も来ることがあるよと教えられる。キジも見られるようだ。
年明けて来る時には150-600mmを持参だ。

ブログを覗いてくれるOさんに心配を掛けないように、ブログの更新もちゃんとやらなくてはなるまい。
来年はどんな年になるだろうか、今年は先ずは平穏な日々だった。