湖北の隠れ里・菅浦を訪ねて

滋賀県教育委員会が主催する近江歴史探訪 ”琵琶湖上を行く 葛籠尾崎湖底遺跡と菅浦”に参加した。
湖北の隠れ里と言われる菅浦へはこれまでに何度も行っているし、葛籠尾崎湖底遺跡についても粗方の事は承知しているが、尾上港から船で菅浦へ渡るという今回の企画が面白くての参加だ。

葛籠尾崎に向かう急峻な山の麓と琵琶湖との間の僅かな平坦な土地に、菅浦の集落は営まれている。
湖上から眺めるに、確かにそこは隠れ里と呼ばれるとおりの村落に見えた。

現在でこそ集落に通じる道路は整備されているが、湖岸を通る細い道しか無かった頃は厳しい道だったろう、しかも、道は集落のはずれで終わっている。
まさしく隠れ里だ。

集落の中を歩きながら、寒気の厳しい雪模様の日に来てみたいと思っていた。

寒風が吹きすさび雪が舞っている石積みの道を想像していたのだ。

単独行動が主体の老兵には団体行動は疲れた。
行動のリズムが合わなかったのだ。