ドロバチと竹筒トラップ(3)

午後3時過ぎ買い物から帰って竹筒トラップを見にゆく、フタオビドロバチが来ていた。
フタオビドロバチが抱えているのは何かの幼虫ではなく泥の塊のように見えた。
急いで100mmマクロと三脚を持ち出す。


ドロバチの作業は育房へ卵の産み付けが終わった後の最終工程、巣穴を塞ぐ作業のようだった。
幼虫のエサにする獲物を運び込む時は、獲物を探す時間もあり飛び出して帰ってくるまで30〜40分かかっていた。土運びを3度ほどしたが5・6分の間隔で帰って来た。
採土の場所は近くにあるのだろう。

飛翔体狙いは失敗の連続、何とか見られるのは掲載の一枚だけ、タイミングを狙ってリモートスイッチを押すのだが、瞬発性にかけているのだ。
それにタイムラグもある。

昆虫写真家海野和男さんのデータや「狩蜂図鑑」の田仲義弘さんの ”写真の撮り方”などを参考に試行錯誤しなければなるまい。

飛翔体狙いのチャンスを増やすために、ベランダに置いてある空き巣状態のままの竹筒を、巣作りしている竹筒トラップの側に移しておいた。

フタオビドロバチの他にも小さなハチが竹筒に来ている。
上の三枚目の写真で竹筒の穴から少し顔を覗かせているのがそのハチだ。
(*写真の上でクリックして、拡大して見てください)
コイツも撮りたいものだ。

好日だった。