オオシロカラカサタケ

一仕事終わった後、AKIYAMAさんの菜園へ行ってみた。
菜園の隅の草叢で白いキノコを見付ける。


AKIYAMAさんの菜園へは虫撮りの為にもう随分昔から入らせて貰っているが、こんなキノコを見たのははじめてだ。
肉厚の傘は大きなものでは25cm近くありそうだ。

図鑑「日本のきのこ」・山と渓谷社で調べてみるに、オオシロカラカサタケ(ハラタケ科)だった。
夏〜秋、芝生、草地などに発生する。熱帯〜亜熱帯を中心に分布。
毒キノコのようだ。
誤って食べると、嘔吐、下痢、腹痛、悪寒などを発症するとのこと。

こんなキノコが発生してきたのも今夏の猛暑の所為だろうか。

キノコの胞子は何処から飛来してきたのだろうか。
傘が25cmを越えるキノコは気味悪くて食べる人はいないだろうが、小さいキノコは肉厚で見るからに美味そうだから間違って食べる人もいるかもしれない。
いろんな事を想像していた。

比良山麓へ引っ越して来た頃はこれからの時期裏山の松林で、ハッタケやアカハツなどが採れたものだが、今では裏山は住宅地に変わったり、残された山も笹などが生い茂る荒れ果てた山に変わっている。キノコなど望むべきもない姿だ。
40年近い歳月の流れが老いた身に突き刺さってくるようだ。

諸行無常
明日は虫撮りに行こう。