琵琶湖畔の稲刈り後の湿田へシオカラトンボの打水産卵を撮りに行く。
田圃へ通じるあぜ道でアゲハが3頭、道の上の白いものに群がっているのを見付ける。
道の上の白いものは鳥の糞(正確には尿酸の結晶が水分に混ざった状態で排出された鳥の尿)
散らばった状態から見て大型の鳥(トビ、シロサギなど)のもののようだ。
排出されてから時間が経っているようで乾き始めている。
3頭のアゲハはその乾き始めた白い糞に口吻を伸ばしているのだ。
吸水しているアゲハの仲間をこれまで何度も目撃したことはあるが、乾いた鳥の糞に来ているのを見たのは今回が初めてだ。
鳥の糞から何を得ようとしているのだろうか、夢中になっているという感じで近づいても飛び立とうとしないのだ。
それに飛び立ってもすぐに戻って来る。
欲しがっているものはアミノ酸だろうかミネラルだろうか。
シオカラトンボに翻弄されながら打水産卵のシーンを追いかけていた。
今日もイメージしたようには撮らせてはくれなかった。