小さな命の終り(3)

今日も夕方の散歩の時カマキリの死を見た。

昼過ぎに比良颪のような突風が吹き荒れたから、このカマキリも路上に飛ばされてきて踏みつけられたのだろう。
「小さな命の終り」と名付けたファイルにはいろんなシーンの画像がかなり貯まってきた。
その反面画像の増え方が遅々としているのが「虫たちの獲物」のファイルだ。

来シーズンは獲物を運ぶ虫たちを探して歩き回らなくては。

「むし学」(青木淳一著 東海大学出版会)を手に入れた。
「ただの解説書では面白くないので、多分にエッセイ的な味付けも施してある」と著者(横浜国立大学名誉教授)もまえがきで述べておられるが、面白くて読み応えのある本だ。
この本を手にするまで「虫」は「蟲」の略字だと思っていたが、本当は両方とも本字で、それぞれ違う意味を持つ漢字だと教えられた。
「虫」の語源はマムシを意味し、ヘビが頭をもたげてスルスルと這っていく姿の象形であり、「蟲」は現在の私達が使っている「虫」とほぼ同じ意味であるとのこと。

広辞苑で虫が付く語句を調べてみると、考えていた以上の多さに驚いている。