季節(とき)知らずのユリ

コスモス畑を探して散歩のコースを変えた道筋で白いユリが咲いているのを見た。
タカサゴユリだ。
昨年も10月の終わり頃、朽木小入谷でこのゆりを見て妙な違和感を感じた。
時雨に濡れていたから余計に季節(とき)知らずだと感じたのだ。

梅雨の頃だとか真夏のユリは良いが肌寒い頃のユリを見ると寂しくなってくる。
花も虫達も季節季節に始まりそして終わる方がいい、旬の美しさだから。

散歩の折、菜園にも草むらにも小さな雑木林にも入ってみたが、虫の姿は殆ど見られない。
虫撮りの季節も残り少なく終りに近づいているのだ。
積んである本を読み通さねばならない。