「いのち」をテーマにした公開講座

京都光華女子大学真宗文化研究所主催の「いのち」をテーマにした6回の講座の第1日目だ。
講師は鈴木貞美氏(国際日本文化研究センター教授)
テーマは「日本人の宗教観と生命観」
関心のあるテーマだったが途中から居眠りしたくなった。
内容の難しさ以上に聞き取りづらかったのがその一つ。
それにこうした講座には通常はレジュメや関連資料が用意されているが、これがないのだ。
(事務局担当者の怠慢だと思う)
相当に集中して講師の話を聞いていないと内容の連続性が分からなくなり、迷宮に迷い込んでしまう。レジュメでもあれば話の前後関係や自分が今理解している部分はどのあたりか分かるものだが、それも出来ないでいた。

途中から聴講の仕方を変えることにした。
自分に関心のあるキーワードや参考文献として挙げられているものをピックアップする。
それを基に関心のある分野を自分で調べ直せばと思ったからだ。
こうでもしないと本当に居眠りしそうだった。
私の前にいた二人の人が休憩時間後いなくなっていたから、居眠りも出来なかったのだ。
午後2時開始5時15分終講、苦しい一日だった。

残り5講座、果たしてどうなるのやら、面白くなかったら居眠りするために後ろの方の席にしなければと思いながら帰路に着く。
教室に行く前、四条通を歩いていた時何気なく目にした仲源寺(洛陽三十三観音霊場)の門に掲げられていた扁額「雨奇晴好」を思い出していた。
面白い講座も面白くない講座も、また好しということだ。