キジ

晩秋の野面でキジを見た

「冬鳥のアトリの大群が飛来」そんな記事が4・5日前の京都新聞にでていたことを思い出し、田んぼ道を歩く。アトリにはお眼にかかれなかったがカワラヒワを見る。 セイタカアワダチソウと葦が混生する草むらの中にカワラヒワの集団がいた。 草むらの穂先部分…

母衣打ち(4)

一昨昨日田圃道で出逢った老農夫は、早朝の野良仕事の時キジの啼き声を何度も聞く、と言っていた、こんなことを思い出していたのでアラームを5時にセットしていた。 現地着午前5時45分、こんな時間にフィールドへ出たのは随分久しぶりだ、何年ぶりだろうか…

老農夫と走り去るキジ

田圃道に三脚を据えキジ撮りをしているとよく声をかけられる。 不思議なことに声をかけてくるのは決まって老爺だ。 顔馴染みが5人ほどできた。 今日、声をかけてきた老爺ははじめての人だったが、私がキジを追いかけているのを承知しているようだった、作業…

不機嫌なヤツ

早起きして「河辺いきものの森」(東近江市)へ遠出するつもりだったが、目覚めたのが11時前、出掛けるのを諦めいつものフィールドへキジを見に行く。AエリアとBエリアの境界になる田圃道に1羽、Cエリアの草叢に1羽を見つけ出す。 2羽とも機嫌が悪かった、一…

キジの啼かぬ日

昨日は午後から写真展当番の日、受付に唯座っているだけだったのに結構疲れた。 そんなこともあってパソコンも立ち上げず、いつもより早く寝室に入った、お陰で今朝は早朝の目覚めだ、朝食も摂らずキジを見に行く。2時間近く田圃道をウロウロしていたが、全…

キジが舞う

静かに舞台に現われ、勇壮な舞を一指し舞い見得を切った後、ゆっくりと花道を去って行く、そんなふうにも思えるキジの行動を見た。 場所はCエリアの中にある少し高くなった畦道の先端、ここは縄張りを見張る為の場所なのだろうか、キジをよく見かける場所な…

老いのかたち(39)

短い午睡の後キジを見に行く。 車を停めたすぐ眼の前のレンゲ畑にいるキジを見付ける。 幸先良しと畦道を小走りに行くのを追いかけるが、ヤツは今日も機嫌が悪かった。 全身が見える田圃道へ回り込みファインダーを覗くやいなやヤツは翔び立つ。 150-600mmを…

鳥撮り不発

読書の眼休めにと思い午後からキジを見に行く。 フィールドに着くと出迎えの挨拶のようなキジの啼き声を聞く。 この啼き声を目当てに畦道に入る、再び啼いたが今度の啼き声は向かっている方向とはかなり違う場所から聞こえてくるのだ、2羽いるのか最初に聞…

無愛想なキジ

雨が降り出す前にと思いいつものフィールドへキジを見に行く。 Cエリアの遠い先に黒い塊を見付け双眼鏡で確認する、キジだ。 このCエリアのキジは何とも無愛想なヤツなのだ、今日も畦道を通って近づき始めると未だかなりの距離があるのに背を向け立ち去って…

縄張り視察中

車の点検にディラーへ行った帰り道いつものフィールドに立ち寄る。 今日はCエリアで、縄張りを見回っているのではと思われるようなキジの行動を見た。 耕作放棄地や水の入った田圃の廻りを一巡して来るキジを見たのだ。 トコトコ遠ざかって行くキジ 大きく迂…

キジの家族を見た

新緑が萌え始めた草叢の土手際にいるキジのオスを見付ける。 少し離れた畦道にキジの若鳥もいるのだ。 足元の悪い草道を接近しなければならない、急いでカメラを3脚から外し手持ちにした。 草道に足を踏み入れた時メスもいるのに気付いたがメスはあっという…

母衣打ち(3)

田圃に水が入り始め、畦道にオオジシバリの花やスミレの仲間などが咲き誇り、耕作放棄地ではヨシの新芽が大きくなり始めると、野面は様変わりする。 昨日の雨の名残で畦道はいたるところで冠水していたがお構いなしのキジ探しだ。 午後からの探訪だった所為…

母衣打ち(2)

恋の季節のたけなわなのだ、田圃道を巡っていて、耕作放棄地の枯れたヨシ原から発せられる勇壮なキジの啼き声を何度も聞く。 これまでにキジのオスを視認したのは2羽だったが、時を置いて啼く方角からするに、3羽いるように思われる。 昨年は同時に3羽を…

キジの夫婦(2)

早朝の朱色に染まった湖面に漁り舟がいるのを見付ける、全部で5隻いた。 何を獲っているのだろうか、獲物は稚鮎だろうか。 稚鮎掬いの装備をした漁船が活動し始めたら湖岸まで出掛けねばなるまい。午前8時過ぎキジを見に行く。 田圃のあちこちでは、荒拵え…

キジの砂浴び

田圃道に足を踏み入れるとほぼ同時に甲高いキジの啼き声を聞く。 啼き声の聞こえた方角に双眼鏡を向ける、Cエリアと名付けている場所の最も遠い東端にいた。 足場の悪い耕作放棄地の畦道を重いヤツと三脚を抱えて急ぐ、バランスを崩せば湿田に落ちることにな…

母衣打ち

素晴らしい陽気だったので弁当持参で鳥撮りに行く。 雲一つ無い青空だが黄砂の所為だろうか、抜けるような青さではなく薄汚れている。 夫婦連れのキジの姿が欲しかったが今日も叶わずだった。母衣打ちを撮る。 ケーンケーンという啼き声と母衣打ちは、メスへ…

レンゲ畑のキジ(2)

読書に倦みキジを見に行く。路肩に車を停めた時、すぐ眼の前の草叢にキジがいるのを見付ける。 幸先の良い出逢いだと思っていたが、ファインダーを覗き始めると今日もキジは無愛想だった。 レンゲ畑にいたヤツは時折草叢から貌を出してくれるが、潜んでいる…

キジに翻弄されて

田圃の荒起しも一段落したようで、見渡す限りの野面に農作業をする人は見当たらない。 かなり強い東からの風が吹いているが昨日のような冷たさはなく、気持ちいい程だ。背の高い枯れ草の叢越しにキジが歩いているのを見付け、屈み込むようにして近づく。 最…

キジの夫婦初見

田圃道に入ってすぐに、若芽が伸び始めたヨシ原に隠れようとするキジのオスを見付ける。 ヨシ原の向こう側に現れることを考えて畦道を廻り込む。 キジのオスに気をとられていたがよくよく見るとキジはペアなのだ。 キジのメスに早くから気付いていればそれな…

レンゲ畑のキジ

雨の来ぬ間にと思いキジを見に行く。 家を出る時には風を左程にも感じなかったが、田圃道では時に強烈な西風に見舞われた。 風に向かって歩く時は、カメラを胸に抱え前屈みにならないと歩けないほどの風にも遭う。強風の中を舞うトビ、甲高い声を上げながら…

キジとトビ

昨夜は午前2時過ぎまで「氷と炎の歌」の5部作の最終章・竜との舞踏を読んでいた。 お陰で寝不足だが午前8時前に目覚めたので、昨日見たキジのこともあり鳥撮りに行く。草陰に隠れているヤツを双眼鏡で見つけ出し草叢から姿を現すのを待つ。 待つ間はホット…

キジ初見

長い午睡の後、ボケ封じにと思い、いつものフィールドへ行く。 田圃のあちこちで5台ほどのトラクターが田拵えの作業をしていた。 その内の1台のトラクターにレンズを向けていた時、思わぬものを見付ける。 待ちに待ったキジ、今年の初見だ。 これからキジ…

雨上がりの畑で

ぱらついていた小雨が上がったのを見計らって虫撮りに行く。 JR湖西線沿いにある畑が虫撮りの目的地、3年程前までは手入れの行き届いた畝が幾つも広がり、ナスやトマト、きゅうり、えんどう豆、玉ねぎ、大根などと季節の野菜が見られたが、今ではセイタカア…

キジを追いかけて(13)

耕作放棄地のフィールドでほぼ毎日のようにキジを追いかけてきたが、一時中断だ。 葦やガマや雑草が背を高くしたことと繁殖期を過ぎたため啼かなくなったこと等から、その姿を見付け出すのが容易でなくなったのだ。 それに5月の終わり頃までのキジたちと異…

稚鮎釣り

昨日の呆け暮らしの埋め合わせにと早朝のキジ撮りに行く途中、JR湖西線鉄橋下の和邇川に釣り人がいるのを見付け車を停めた。 先日の雨のお陰で水嵩が増し稚鮎の遡上が活発になってきている、その稚鮎狙いの釣り人だ。 サビキ仕掛けの竿だ、竿の動きを見てい…

キジを追いかけて(12)

午前9時過ぎの草叢でメスのキジを見掛けた直後、待望のキジの雛を見付ける。 草叢で動き回る様子からキジの雛は複数羽いるようだが、確とは視認できない。 やっと1羽が姿を表してくれたが一瞬だ、すぐさま草陰に入ってしまう、連写で1ショットするのがや…

草叢に隠れて

昨日に続き今日も小1時間縄張りBのキジと向かい合っていた。 最初に見付けたのはオス、朝の挨拶という感じで草叢からぐいっと貌を出して来た。 暫らくの間身動きもせずこちらを凝視していたがすーっと身を草叢に沈め、時間をおいてから意外にも私のすぐ前の…

キジを追いかけて(11)

昨日は降ったり止んだりの雨空、近畿地方は梅雨入りしたとのこと、鳥撮りにも行かず読書にも集中できず、終日呆けていた。 そんな昨日の鬱陶しさとうって変わって今日は格好の鳥撮り日和、長いヤツを持出した。フィールドではそれぞれの縄張りにいる3羽のキ…

キジを追いかけて(10)

半月ぶりにキジの夫婦に出会う。 最初に見付けたのは背の高い草叢に身を潜めているオス。 草叢から姿を現すのを待ったが一向に動く気配もなく、じっとこちらを見ているのだ。 手持ちで1ショットした後、草叢の中での母衣打ちがあるかもしれないと思い、三脚…

キジを追いかけて(9)

午前6時過ぎフィールドへ行く。 昨日の木登りするキジに続いて今日も珍しいシーンを見た。 縄張りに侵入してくるヤツに猛然とアタックし追い払い、追い払った後高らかに2度も雄叫びの声を上げ母衣打ちするシーンだ。他人の縄張りに侵入しようとして追い払…