鳥撮り不発

読書の眼休めにと思い午後からキジを見に行く。
フィールドに着くと出迎えの挨拶のようなキジの啼き声を聞く。
この啼き声を目当てに畦道に入る、再び啼いたが今度の啼き声は向かっている方向とはかなり違う場所から聞こえてくるのだ、2羽いるのか最初に聞いた声の主が移動していったのか。

耕作放棄地の新しいヨシは、枯れた昨年のヨシと変わらぬほどに背が高くなっている、この茂みに入られてしまうとキジを見付け出すのは容易ではない、啼き声だけが頼りだ。
啼き声は2度のみ、随分歩き廻ったが声の主を見付け出すことは出来なかった。

歩き廻っていてやっと眼にしたのはEエリアと名付けている場所、直線距離にして300mほど先。
ヨシ原から田植えの済んだ畦に出てきたキジは遠目にもかなり大きな体躯をしている。
双眼鏡で眺めて見るに、今季初見のキジ(オス)のように思われた。

近づきたかったが雲行きが怪しくなり雨がぱらつき始める、本降りになるかもしれない、駐車しているところまではかなり遠いのだ、キジ撮りは断念した。

今年もAエリア、Cエリアの2ヶ所では確認済みだ、今回のEエリアを加えると、3羽のキジがいてくれることになるのだろうか、楽しみが増えた。

本日の鳥撮りは全くの不発だった、一日不作 一日不食 そんな心境になる。

一昨日の鳥撮り、母衣打ちから草叢に姿を隠すまで

母衣打ちが終わるとなにかに急かされたように小走りに畦道を走り、小さな用水路を跳び越えて草叢に隠れた。

メス同伴でこのシーンを見せてくれることを期待しても、そうは問屋が卸さないだろう。
恋の季節の終わる頃までフィールドに通ってきていれば見ることが出来るだろうか。