稚鮎釣り

昨日の呆け暮らしの埋め合わせにと早朝のキジ撮りに行く途中、JR湖西線鉄橋下の和邇川に釣り人がいるのを見付け車を停めた。
先日の雨のお陰で水嵩が増し稚鮎の遡上が活発になってきている、その稚鮎狙いの釣り人だ。
サビキ仕掛けの竿だ、竿の動きを見ていると結構な釣果があるようだった。


釣果の稚鮎は甘露煮になるのだろうか、天ぷらになるのだろうか、から揚げ粉をつけてカリカリに仕上げてもいいかもしれないな、いろんなことを考えながら土手の草叢に座り込んで暫らく眺めていた。

不意に土手下の草叢の向うに投網を持った人が現われ、釣り人のすぐ近くの水落ちに投網を投げ込む、えっ!という思いでその動きを見ていた。


釣り人の眼の前の水落ちに遠慮会釈もなくという感じで投網を投げ入れる、驚きだった。
釣りの現場のことはよく知らないが何かしら嫌なものを見た思いだった。
こんな場面はしばしばあることなんだろうか。

魚道を遡上していく稚鮎のジャンプをものにするには、三脚を据えてかなりの時間粘り続けねばなるまい、それなりの準備をして挑戦してみよう、そんなことを思いながらその場を去った。


フィールドでは目的のキジがほんの一瞬だったが草叢から出てきてくれた。

あさの挨拶が終わるやすぐさま草叢に入っていった。

キジの後は耕作放棄地の草はらにいるカワラヒワを狙い続けたが思う成果はなし。