キジ

草刈りする人とキジ

Aブロックと名付けていた耕作放棄地のヨシ原が刈り払われ、整地されて以来、そこでキジの姿を見かけることはなかったが、今日は遠目に、Aブロックの南端の朽ちた農小屋の前の畦にキジがいるのを見た。 雨上がりのぬかるんだ畦道に足を取られないようにとそろ…

華麗な舞い

昼下がりのフィールドへキジを見に行く。 長い間放棄されたままだった田圃の一角の葦が、昨年の冬の初めに刈り払われた。そこはDブロックと名付けていた場所、絶好のキジの営巣場所だった。その場所に芽吹いた葦も春先はひょろひょろしていたが、今ではかな…

豪快な母衣打ち

今朝はこれまでに聞いたことのないような甲高い啼声と同時に豪快な母衣打ちを見た。 甲高い啼声と躍り上がるような母衣打ちを短い間隔で3度ほど繰り返した。初めて見る行動だった。母衣打ちの後草むらに姿を隠す。よくよく見ているとすぐ近くの草むらにメス…

母衣打ち

早朝、キジのフィールドへ行く。オオヨシキリのけたたましい鳴き声が耕作放棄地の背の高い草むらのあちこちからする。そんな鳴き声を圧するかのようにヨシ原の向こうから甲高いキジの鳴き声、すぐ近くの草むらからだが姿は見えずだ。かなりの時間待ったが鳴…

キジのバトル・2

昨日撮影分の続き。 闘う前の挨拶のように顔を突き合わせていた、それも一度ならず2度3度だ。その儀式が終わると同時にバトルが始まる。

キジのバトル・01

早朝、キジのフィールドへ行く。 耕作放棄地のキジのフィールドは一部が整地などされて様変わりしていたが、フィールドに足を踏み入れると同時に甲高いキジの鳴き声を聞く。それも僅かな間合いをおいて3ヶ所から聞こえてくるのだ。キジは健在だったのだ、嬉…

青いトラクターとキジ

長いヤツを持って出掛けるのは何十日振りだろうか。新型コロナウイルスで外出自粛などと三密を避けるように喧伝されているが、人っ子一人いないという田圃道を歩くのだと思い、昼前家を出る。目的地は随分久しぶりのキジのフィールドだ。 フィールドの様子が…

意外なところでキジを見る

早朝の湖岸を歩いていてキジを見つけた。JR湖西線和邇駅から北へ1.5Kmほどの所に喜撰川という細流が流れている、その河口近くの浜でキジを見掛けたのだ。思いもよらぬ場所だったのでびっくりした。肩に掛けていたカメラバッグや三脚を道端に下ろしそっと近づ…

6月のキジ

早朝、キジのフィールドへ行く。 昨夜は遅くまで「薔薇の名前」を読んでいたが4時間も寝ればいいだろうと5時半にアラームをセットしておいたのだ。「薔薇の名前」上巻は読み終えた。 5月初旬頃に田植えされた早苗は随分大きくなっている。稲田の若緑が朝陽に…

絵を描く人

早朝のキジを見にフィールドへ向かう途中のJRの駅前で、イーゼルと絵具類が入ったと思われるトートバッグを持った二人連れの老婦人を見かけた。イーゼルが眼に入っておっ!と思ったのだ。タクシーを待っているようだった。今日も暑くなりそうだ、何処へ向か…

水際のキジ

水が張られたまま未だ田植えが行われていない田んぼの縁にキジがいるのを見付け、光とアングルを探して湿田のあぜ道をそろりそろりと移動する。草の茂るあぜ道は平坦ではないのだ、重いヤツを抱えての移動は老躯には結構負担だった。 1ショットした後再び移…

キジを待つ

キジのフィールドへ出掛けるのはほぼ半月ぶり、早朝のフィールドへ出掛けた。 路肩に車を停め田んぼ道へ足を踏み入れた時、幸先よく2羽のキジを見る。しかし、幸先良しと思ったのはほんの一瞬だった。ヨシ原の向こうの田んぼ道から田んぼ見廻りの農夫が姿を…

若いキジのオス

耕作放棄地のあぜ道で若いキジに出会う。いつもだったら足早に遠ざかっていく若ヤツがすぐ眼の前にいるのだ。悠然とこちらを見ている、これには驚いた。 至近距離でキジに対面したのはこれが初めての経験だった。暫くの間双方が身動きとれないという感じで佇…

キジの夫婦連れ

早朝フィールドへ行く。 いつもの場所に車を停め、逆光にならないようにと随分遠回りして田んぼ道へ入る。遠回りしたことが幸いした。荒起こししたまま未だ田植えの準備の始まっていない田んぼの草むらに貌を出してているキジを見つけたのだ。3日ぶりの対面…

キジ Battleを見る

路肩に車を停めヨシ原の角を回って農道へ出た途端、母衣打ちを見る。 幸先の良い出会いだと思い1ショットした後ゆっくりと近づく、なんと無愛想なヤツだ、こちらを一瞥するなりそそくさと前の草むらに入り込んだ。姿かたちから見るに人慣れしていない若鳥の…

キジを追いかけて

耕作放棄地周辺の田圃では田植えが一段落し、人の気配も疎らになった。そんなこともあってだろう、早朝のフィールドでは3羽のキジ(オス)を見かけた。その中でもCブロックの遠い端っこにいたヤツは、ヤツとの出会いから縄張りの草むらに隠れるまでの1時間近…

キジのペアを追いかけて

耕作放棄地が広がるフィールドでは、オオヨシキリの甲高い鳴き声が賑やかになった。そんな鳴き声に混じってヨシ原の向こうからケーンケーンとキジも啼き声を上げている。ひと啼きだけだったが啼き声を頼りにキジの姿を探す、見つけ出すのは容易ではなかった…

キジが跳ぶ

早朝の田圃では田植えの準備があちこちで始まっている。代掻きのトラクターが4台、粒状の肥料を散布している人、草刈をする人、畦の補修をする人など大勢の人がいた。 キジを見つけたのはそんな人たちのいない遠くの耕作放棄地の一角だった。草むらに半ば隠…

レンゲ畑のキジ(2)

午後4時過ぎ、雨上がりのフィールドへキジを見に行く。 路肩に車を停めるや甲高いキジの啼き声を耳にする、目の前のレンゲ畑にキジがいた。まるでわたしの到着を待っていてくれたようだ。早速に歓迎の母衣打ちを見せてくれた。 母衣打ちの舞いを2度見せて…

ヨシ原のキジ

雨のぱらつく一日、鳥撮りに不都合な天気だったので専ら読書、「童の神」を読む。 「ヨシ原のキジ」は昨日キジと猫のシーンを撮った後、Cブロックの焼け残ったヨシ原で撮ったもの。間隔を開けて3度ほど母衣打ちを見せてくれた。 いよっ! 千両役者 真正面に…

キジと猫と

虫撮りは午後からということにして、早朝のキジのフィールドへ行く。 出掛けてきて幸いだった、焼野で母衣打ちを撮った後フィールドを一巡するつもりでヨシ原の陰から農道へ出た時、非常に珍しい光景を眼にしたのだ。 猫のいるすぐ前の道をゆっくり横切るキ…

道を横切るキジ

土手の草刈をしている人から10mくらいしか離れていないところを悠然と横切っていくキジを見た。 最初に見かけたのは5区画も向こうの田んぼにいた。 田んぼをゆっくり横断して土手に上がり用水路を跳び越え、甲高い声を上げ母衣打ちをする。 最初は用心しなが…

キジの争い

いつものフィールドでは田植え前の野良仕事が本格的に始まっている。草刈の人や田起こしのトラクターが耕作放棄地のヨシ原の近くにいる所為だろう、キジの姿を近間で見かけることはなかった。随分遠い田んぼのあぜ道を歩くキジを2度ほど見かけただけ。 カメ…

焼け野のキジ

フィールドが逆光にならないようにと、車を降りてから遠回りして田んぼ道に入る。 遠回りしたことが幸いだった、田んぼ道を歩き始めて直に、耕作放棄地の1つ焼け野になった所にキジがいるのを見つけ、カメラのモードをチエックしてから三脚にカメラを載せる…

レンゲ畑のキジ

田んぼ道に車を停めた時、遠くのレンゲ畑の中でキジが頭を出しているのを見つける。 今日のキジは愛想の良いヤツだった、かなり長い時間付き合ってくれたのだ。 母衣打ちも見せてくれた。 集団下校の小学生6人ほどのグループが声高に缶蹴りをしながら近づい…

無愛想なヤツ

早朝のフィールドで2羽のキジを見かける。 いつになく無愛想なヤツだった。1羽はこちらに気付くと同時に近くのヨシ原に逃げ込み、もう1羽は農道を足早に駆け出して行った。 農道を駆けて行ったヤツは、100mほど行ってから安全な距離を確保したように立ち止…

焼野の雉

耕作放棄地の一つ、Cブロックと名付けている区画の一角が焼野になっていた。 耕作放棄地は幾つもあるが、耕作放棄地に火が入ったのを見たのはこれが初めてだ。 これまではヨシやガマの群落を刈り払う作業はしばしば行われていたが、火が放たれるということは…

キジを見に行く

久しぶりの早起き、三寒四温が続いている日々の今日は寒に当る朝だったが、いつものフィールドへキジを見に行く。 路肩に車を停めた時、意外な場所にキジがいるのを見つける。 琵琶湖に流れ込む小さな川の南側土手下、時折小雨交じりに吹き付ける冷たい風を…

冷たい風の中でキジを見る

「古代文明と気候大変動・人類の運命を変えた二万年史」ブライアン・フェイガン著(河出文庫)を読みながらいつの間にか眠ってしまっていた、長い午睡だった。 午睡の後、長いヤツを持ち出して耕作放棄地が点在するいつものフィールドへ行く。 家を出た時に…

キジの季節が待ち遠しい

午後一番、陽射しが明るかったので鳥撮りのフィールドの一つへ行く。 田んぼ道に車を停め歩き出したが、目的地へ着く前に時雨に見舞われ、小走りにあぜ道を引き返した。 車までは僅かな距離なのに息切れがしている、日頃の運動不足と老いの進みを突きつけら…