ぱらついていた小雨が上がったのを見計らって虫撮りに行く。
JR湖西線沿いにある畑が虫撮りの目的地、3年程前までは手入れの行き届いた畝が幾つも広がり、ナスやトマト、きゅうり、えんどう豆、玉ねぎ、大根などと季節の野菜が見られたが、今ではセイタカアワダチソウやイヌタデに畑の大半を占領され、菜園は随分小さくなっている。
菜園での種まきや移植、草取りに勤しんでいた老婦人は今もご健在だろうか。
菜園の一角でツマグロヒョウモン、キアゲハ、ヒメウラナミジャノメ、アオスジアゲハを撮る。
畑の一角が土砂置き場になっているのだ、農地が土砂置き場に変わる、何とも痛まし思いがした。
帰り道少し遠回りしていつものフィールドに寄る。
背の高いアシ原の田圃道から農道に出た時、眼の前をとことこと走り去るキジを見る。
あっという間に草叢に隠れ次に見つけた時は田圃3区画分先の畦道、それもすぐに姿を隠した。