幼虫・さなぎ・羽化

マイマイガとツマグロヒョウモンの幼虫

サツキの花の上をかなり早いスピードで動いている毛虫がいた。 マイマイガの終齢幼虫のようだ。 今までにいろんな毛虫や芋虫を見てきたが、こんなに早い動きは見たことがない。 サツキの花の上30cm近い距離を見ている間に横切り花の蔭に姿を隠した。 蝶や蛾…

コガタスズメバチの死

冷涼な朝露の草むらの感触を楽しむために素足にサンダル履きで散歩に出た。 ズボンの裾が濡れるのもお構いなしに草むらを歩き廻る。 草むらでゴマフリドクガの幼虫を見つける。 書斎の飼育箱に来てもらおうかなと思ったが、幼虫に比べ成虫のゴマフリドクガは…

スズバチの羽化

4月15日にスズバチの巣の一室を解体した折に取り出しておいた幼虫をシャーレに入れ、観察し易いようにと書棚に置いていた。 この幼虫が羽化を始めていたようだが失敗して死んでいた。 この一週間ほどは写真展の準備や当番やらで気ぜわしく飼育箱や書棚のシ…

ヤマトシジミの不完全羽化

ITOU昆虫園でミツバの葉の上の羽化に失敗したヤマトシジミを見つけた。 蛹から羽化する時体液を翅脈の中に流して翅を完全に伸ばしきるが、このシジミチョウは何らかのアクシデントで後翅を伸ばしきれていないのだ。 この不完全な翅では飛ぶことも出来ないだ…

キアゲハ羽化の後

チョウの羽化の様子を撮った後は必ず放蝶することにしているが、今日は生憎の雨空だ。 雨が上がるまで書斎に居てもらうことにする。 それにしても羽化の後の長い休息が続いている。 羽化してから16時間近く経っているが羽を閉じ姿は最初のままだ。 これまで…

キアゲハの羽化

昨夜0時少し回った時、本箱の中でキアゲハが羽化しているのを見つけた。 昨年10月19日、庭の片隅に生えているミツバの葉を囓っている終令幼虫を見つけ、書斎に来てもらった。その終齢幼虫は22日夕方にはサナギになる準備の為か、与えておいたミツバを囓らな…

スズバチの幼虫

スズバチの巣の一室を解体してみた。 スズバチが何重にも塗り固めた土の巣はラジオペンチとピンセットを使わなければならいほどの硬さだった。 育房のなかには想像していた以上の大きさの幼虫がいた。 育房いっぱいの大きさだ、約2センチある。 この育房の中…

ドロバチの幼虫

散歩の途次、コンクリート製の電柱の穴にドロバチが産室を作っているのを見つけたのは、昨年の秋半ばだった。 今日その産室の最初の土壁を壊してみた。 産室の壁は赤土とその内側に弾力性のある黒っぽいゴム状の物質で出来ていた。 そして幼虫が一匹いた。 …

冬の虫探し

時雨が降りやんだ後、陽がさしてきたので年賀状の投函がてら散歩に出た。 散歩の目的の一つが冬の虫探しだ。 こんな寒い日に虫探しとは酔狂だなと自分でも思いながら初めての経験をしている。 それというのも、「ひむか昆虫記」(昆虫写真家 新開孝さんのブ…

蛹化完了

キアゲハの蛹化が今日の午後完了した。 越冬サナギは初めての経験なので来春の羽化が楽しみになってきた。 そして後は寄生蜂などに侵されていないことを願うばかりだ。虫撮りの季節が終われば、「京の暖簾」の続きを撮ろう。 「京の暖簾」と同時に京の路地も…

越冬サナギ(2)

書斎に来たキアゲハの幼虫がサナギになる準備を始めた。一昨日まで物凄い食欲でミツバを囓っていたので、一日に2度もミツバの葉を新しく交換しなければならなかったが、昨日は全く食欲がなく、午後8時頃には大量の体液を出して体が小さくなっていた。サナ…

越冬サナギ

庭のミツバの上でキアゲハの幼虫を見つける、終齢幼虫だ。 この時期のキアゲハの幼虫は蛹化・羽化まで成長するのか、それともサナギになって越冬するのか、そんな観察の楽しみで書斎の飼育箱に来てもらった。蛹化し羽化するまでには現在の状況から見て半月近…

公開講座(2)

早朝から琵琶湖の向うに伊吹山がくっきりと見える好天気、絶好の虫撮り日和だ。 あまりにもいい天気なので、虫撮りに行くか公開講座(予約済)に参加するか悩んだ末、講座に出席することにした。 成安造形大学付属近江学研究所が主催する公開講座「近江の寺…

ルリタテハの蛹化

6時半に目覚ましに起こされて書斎に入る。 昨夜蛹化の前兆行動(頭を下にしてぶら下がる)をしていた3匹のうち2匹は完全にサナギになっていたが、もう1匹は昨夜の状態と同じだ。 少し違うといえば、見ていると時々ピクンピクンと体を揺らしている。 この様…

ルリタテハの幼虫脱走

朝起きてみると、昨日書斎に来てもらった幼虫3匹のうち2匹が脱走している。 片付けの悪い書斎なので探しだすのが大変だ。 さんざん探した挙句に1匹は見つけ出して飼育箱に戻すが、もう一匹は見つからない。見つからないまま第35回大津市写真展を見に出かけ…

羽化に失敗

早朝の散歩に出掛けようとした玄関先で、羽化前のアブラゼミを見つけ慌ててカメラを取りだす。 何枚かシャッターを切った後でアブラゼミの様子がおかしいのに気付き、アップにしてよく見るとアブラゼミは羽化に失敗して死んでいるのだ、何が原因だったのだろ…

クロアゲハの羽化

早朝に起きだして見た時はサナギの黄緑っぽい色は昨夜のままだったが、8時過ぎに見た時は少し黒ずみ始めていた。 待ちに待った羽化が始まる前兆だ、時間の経過と共に腹部が少しづつ大きくなり、黒っぽさが濃くなってゆくようだ。しかし、それからの2時間近…

蛹化に成功

最近デスクトップPCがよくトラブルようになった。 昨夜もブログを書き終えた後調べ物をしている最中にフリーズだ。 サブPCを立ち上げてトラブル解決策を調べながらの対応だから、老爺にはかなり厳しい作業だ。比較的容易にトラブルが解消できてホッと眼を上…

蛹化に失敗か

早朝5時半にアゲハの飼育箱を見た時、終令幼虫は蛹化を始める体制をとっていた。 前回は撮影できなかった幼虫からサナギへのシーンが楽しみで、カメラをセットする。 幼虫からサナギへの変身は短時間で行われることを経験しているので、変化の様子を30分…

アゲハの羽化

ホームベーカリーの準備を終えて書斎に戻ったのが午前0時を少し過ぎた頃。 飼育箱を覗き込むとサナギの腹周りがやや大きくなり色も黄緑に変わっている。 いよいよ羽化が始まる予兆だ、飼育箱から取り出す。 取り出して1時間近くは何の変化もなかったが、しば…

書斎に来たアゲハの幼虫(3)

梅雨の中休みだが完全な真夏日、暑さに悲鳴を上げている。 今日は朝からいろんな事があった。PUKUさんとの朝の散歩の折、あのキリギリスが沢山いた草むらに草刈機が入っているのに出喰わす。 ツユクサの草むらは跡形も無く消え、雑草と一緒の山になっている…

書斎に来たアゲハの幼虫(2)

今朝の目覚めは4時半過ぎ。 カーテンの隙間から漏れて来る光に、早朝の琵琶湖の様子が気になり起き出す。 2階の書斎から四季折々の琵琶湖を撮っているので、今朝も梅雨の晴れ間の琵琶湖の様子が気になった。(目覚めたときの漏れてくる光の具合から朝焼けが…

書斎に来たアゲハの幼虫

庭先のオニユリにカマキリの幼体を見つけて4日程になる。 カメラを近付けると素早くくるっと葉裏に隠れ、しばらくすると様子を見るかのようにゆっくりと体を現してくる。 雨の日にはオニユリの先端の葉の茂みに身を隠し巧みに雨を避けている。 草の葉を細く…

野猿の一家を見る

「宿り・宿られる土偶たちー「空ろ」に神を見る日本人の源流」 この講演を聞いて以来気になっていた縄文人のカミ観念の手懸りにと思い読み始めていた「神の発明」・中沢新一、「日本の神々」・谷川健一 他3冊、最初の計画通り読み終わる。 やれやれ終わった…