野猿の一家を見る

「宿り・宿られる土偶たちー「空ろ」に神を見る日本人の源流」
この講演を聞いて以来気になっていた縄文人のカミ観念の手懸りにと思い読み始めていた「神の発明」・中沢新一、「日本の神々」・谷川健一 他3冊、最初の計画通り読み終わる。
やれやれ終わったという感じととんでも無いものに興味を示してしまったという思いだ。
そんな思いを吹っ切る為にpukuさんと少し早い夕方の散歩に出る。

pukuさんの様子がいつもと違う。
住宅地に野猿が来ているのだ。小猿を連れた7匹ほどの集団、一家族だろうか。
ご近所の人が作っている菜園のエンドウ豆を食べに来ているのだ。
これから菜園でキュウリやトマトなどが大きくなり始めると、毎日のようにやって来るんだろうな。

猿害もさる事ながら、今津や朽木の農家ではイノシシや鹿の害が酷いらしい。
万里の長城よろしく獣害避けの電気柵が延々と農地や集落を取巻いている。
虫撮りの時、数年前までは田や畑を簡単に横切れて目的の草地や山に入れたのに、今では随分と遠回りを余儀なくされる。
これもいた仕方のないことだが、狙っていた蝶が柵の向こうに入ったりすると悲しくなる。

今日の虫は我が家の庭の柚子の木にいるアゲハの幼虫。


無事にサナギにそして羽化して欲しい。