冬の虫探し

時雨が降りやんだ後、陽がさしてきたので年賀状の投函がてら散歩に出た。
散歩の目的の一つが冬の虫探しだ。
こんな寒い日に虫探しとは酔狂だなと自分でも思いながら初めての経験をしている。
それというのも、「ひむか昆虫記」(昆虫写真家 新開孝さんのブログ)の12月21日の記事、「家のすぐ横のミカンの木にはナガサキアゲハの終令幼虫が3頭いた。うち1頭は蛹化台座を拵えたあと死んでいた・・・・・・・・・・・・・。」を読んでいたからだ。

住宅地の中でミカンの木、夏ミカン、レモン、柚子の木とマークしている木が幾つか在るのだ。
これらの木で初夏にクロアゲハやキアゲハの幼虫を見たことがあったので、ひょっとしたら何かの幼虫を発見できるかもしれないと丹念に探してみたが見つけられないでいた。

新開孝さんがお住まいの宮崎とここ琵琶湖湖畔では気温の条件がかなり違うだろうからとか、プロの昆虫写真家の眼と老兵の視力の差だろうとか、そう簡単にこの寒空で見つけられはしないとか、いろんなことを思いながら見つけられないでいる自分を慰めていた。
今日の収穫はPUKUさんの庭の壁にいたシャクトリムシの仲間1匹だけだ。
雪の中にいる虫を探している人もいるようだ、寒くても虫撮りに出掛けねばなるまい。