シメジの仲間とニセショウロ

龍谷大瀬田キャンパスへ来る楽しみの一つに、構内周辺の雑木林に潜り込むことがある。
雑木林には人の手が入っていることもあり昔の里山の面影を十分に残している。
構内にも小山一つ分ほどの雑木林が残されていて、私には虫探しの格好の場所になっている。

そんな雑木林の隣辺でキノコを見付けた。
一つはシメジの仲間のようだ。

コイツがもしホンシメジだったら貝柱と一緒にバターでソテーし、軽く塩コショウして喰ったら美味いだろうな、そんな事を思いながらレンズを地面に押し付けていた。
キノコ類はよく食べるほうだが、森で採れるホンシメジなんて長い間喰ったことがない。
食卓に出てくるのは人工栽培のシメジだから香りなんて殆ど感じられない代物だ。

このシメジの仲間の直ぐ近くにはニセショウロが顔を出していた。

これが本物のショウロだったら少し厚めにスライスして汁椀にするのだが、コイツは食うことが出来ない、軽い毒成分を持っているのだ。

土曜日の5時過ぎということもあるのだろう、キャンパスは行き交う人影も疎らだった。
それにヤブ蚊もいなかったので、キノコの近くにいつも持ち歩いているビニールシートを広げ、座り込んでいた。

今日の講座「空思想入門」(講師:那須良彦)も面白かった。
本日は好日だった。