ササグモの幼体とベッコウハゴロモ

庭のオニユリの葉裏で卵嚢を守っているササグモを見付けたのが7月15日、同じササグモが獲物を捕まえているのを見たのが17日だった。
今朝はその葉の上でササグモの孵化を見る。

孵化してからかなりの時間が経っているのだろうか、よく見ると近くの柚子の葉の上にも小さなクモが点々と散らばっていた。
この沢山の子グモのうち何匹が成体になるまで生き残っているのだろうか。

かなりのクモは孵化した後暫くの間は卵嚢の近くで過ごすが、その後は尻から糸を出し風に乗って飛んでいく、いわゆるバルーニングを行い分散してゆくのだ。
このササグモの幼体もバルーニングをやって遠くの方まで飛んでゆくのだろうか。

クモが風にのって飛び出すバルーニングの瞬間を撮りたい、そんな思いを長い間持ち続けているのだが叶えられずにいる。
虫撮りに出掛けることが少なくなり始めている老兵だ、偶然のチャンスは雑木林や草叢を歩き廻ることに比例するのだから、バルーニングを見ることは期待出来なくなっている。

同じオニユリでベッコウハゴロモがいるのを撮る。