大型の台風18号が襲来する前に収穫を済ませようとしているのだろう、あちこちの田圃で刈り取り作業が行われている。
見渡せる範囲に5台のコンバインが動いていた。
両側を耕作放棄地に挟まれた細長い田圃でも、老夫婦が小さな旧型のコンバインを使って取り入れに余念がない。
稲刈りが終わった後のこの田圃には、両側にヨシ原や背の高い雑草が茂っていることもあり、キジがよく出現する絶好の撮影ポイントになるのだ。
少し離れた稲刈り後の田圃で、向かいの草叢へと急ぎ足で渡っていく雌のキジを見る。
あちこちでコンバインが動いているからか、いつもと違ってキジは過敏になっているようだ。
田圃道を巡っていて随分久しぶりにスズメの集団が眼の前の草叢から飛び出すのを見た。
数十羽はいただろうか、思いがけぬ群雀だ。
それまで600mm側で撮っていたのを眼の前の集団に合わせてズームアウトしたが間に合わずだった、スズメたちはあっ!と言う間にヨシ原に消える。
これまで使っていたEF35-350mmはズームのIN・OUTが直進性だからズーミングが手早く出来るのだが、鳥撮り用にと手に入れたSIGMAの150-600mmは捻り込むようにズーミングしなければならない、その上動作がかなり堅くかつ重いから手持ちでの操作に難儀している、素早さに欠けるのだ。
群雀の飛翔体、一枚撮りたいものだ。