田圃道を歩く

朝早くから鳥撮りに行く、キジとヨシキリとケリが狙いだったので長期戦覚悟、ホットコーヒーとサンドイッチ、ビニールシートも持参だ。
キジとヨシキリが狙えるいつものフィールドに三脚を据え、草叢にビニールシートを拡げて座り込みキジの出を待ちながらのモーニングコーヒー
暫らくして草叢の中からキジが姿を現す。


これまでのように長居をしてくれないのだ、周囲を点検するように少し歩いた後草叢に入ってしまい、草叢から一度だけ貌を出したがそれっきりで2度と姿を見せることはなかった。
ケーンという甲高い声も全く出さないのだ。
このフィールドには3組のキジのペアがいることを確認している、どこかから啼き声が聞こえてきても良さそうだが、啼き声を聞いたのは一度だけ、それも随分遠くの方からの一啼きだけだった。
それにカエルの鳴き声の大合唱はうるさい程なのに、オオヨシキリ特有の長鳴きはたまにしか聞こえてこないのだ。

遠くの田圃に田拵えの赤いトラクターとコサギがいるのを見付け、それを目当てに田圃道を歩く。

キジとオオヨシキリを諦めて田圃道を辿って来たのが幸いだった。
赤いトラクターとコサギのコラボが撮れた。

コサギが翔び立ってしまった後の帰り道、レンゲ畑の中に座り込んで最後のコーヒーにする。

虫撮り用のレンズを持参していればレンゲ畑で虫探しもしただろうが、重いヤツではそれもならずだった、
このレンゲ畑も間なしにトラクターが入るだろう、ここでの虫撮りは来季になりそうだ。
目的のオオヨシキリもケリの飛翔も撮れなかったが好日としよう。