アオサギと釣り人

小さな漁港の防波堤で面白い組み合わせの光景を見た。
アオサギと釣り人の組み合わせだ。

人慣れたアオサギ、釣り人が無害だと承知しているのだろう、釣り人が腰を上げると少しだけ移動するが釣り人が座り込むとまた元の位置に戻って、釣り人が釣り上げる獲物を待っているのだ。
釣り人はルアーを付けてのバス狙いではなく、エサを付けての小魚が目当てのようだ。
見ている間に何匹か釣り上げアオサギに投げ与えていた。

「野鳥のいる風景」「野鳥と人の関係」などをテーマの一つにしているのだ、和邇川河口でシラサギとバサーの組み合わせを撮ったように、この小さな漁港でも面白い組み合わせが撮れるかもしれない。
もう随分昔の事だが、この漁港で釣り人が湖中に放り投げた魚を狙ってトビが舞い降りるのを目撃したことがある。
そんなことを思い出しながら、トビが舞い降り獲物を掴むシーンを狙うヤラセのことを考えたりしていた。

帰り道コサギの孤影を撮る
このシーンが小雪混じりだったら少し引いて、スローで撮る、どんな絵になるだろう。
吹雪いている方が面白いだろうか、等などいろんなことを想像していた。