ツユムシとナナホシテントウ

今日は自治会の草刈りの日、ほんの僅かばかり手伝っただけだが息切れがしていた。
思うように動かぬ自分の体が恥ずかしくなっていた。
僅かばかりの手伝いだったのに余程疲れていたのか、帰ると間なしに酷い眠気に襲われる。
長い午睡だった。

午睡の後、小さな谷間の畑へ虫探しに行く。
ギシギシの葉の上で面白い組み合わせを見付ける。


一つの葉の上にツユムシナナホシテントウがいたのだ。
長い間虫撮りをしているが初めて見る組み合わせだ。
ナナホシテントウは足早にツユムシの周りを一週するとギシギシの葉裏に隠れた。
こんなシーンはもう二度と撮れないだろう。
呆け暮らしに終止符を打つつもりで出掛けて来たのが、思わぬ一枚を撮らせてくれたのだ。

暖かい午後だった所為か、ツユムシナナホシテントウの他に、キチョウ、ツバメシジミウリハムシ、ヨコバイ、フユシャクの仲間、などを見かけた。

ひらひらと翔んでいたチョウが二段上の畑の柿の木の梢に止まるのを見る。
手許のレンズ・75-300mmでは遠いのだ、チョウが飛び立たないことを祈りながら斜面を登った。
柿の枝にいたのはツマグロヒョウモンのメスだった。
斜面をよじ登るのにもハアハアいっているのだ、体力の向上を真剣に考えねば虫撮りも出来なくなる。