初冬のルリタテハ

夕方外出から帰って階段を登り始めた時ルリタテハがいるのを見付ける。



ルリタテハが寒空の下まだ活動している、おっ!と思った。

ほとんどの虫たちがその一生を終え姿を消したこの時季、ルリタテハが成虫で越冬することは承知していても、何故かルリタテハが活動していることに不思議な感動を覚えたのだ。
16・17・18日と半ば呆け暮らしを続けていた我が身の不活発さを自嘲していたからだろう。

夕方の風が一層冷たくなり肌寒くなっている所為か、レンズを至近距離に近づけてもルリタテハは飛び立つことはなかった。
ゆっくりと階段横の石垣を登っていった。

1mほど登ったところで動かなくなる。動き出すのを暫く待っていたが動き出す気配もない。
飼育箱に来てもらうことも考えたがそのままにしておいた。

ルリタテハは翅の紋様の青色の帯が鮮やかなところからするにメスだろうと思う。
来季も、敏速に飛翔するコイツを追いかけたいものだ。