干し柿

干し柿をご近所のSさんから頂戴した。



広い菜園をお持ちのSさんは季節ごとにいろんな野菜を見事に作っておられる。
今年の夏も、箱にキュウリを入れご自由にお持ち帰りくださいとの張り紙をして庭先に置いていた。
遠慮なく頂いて帰り夕食の一品酢の物にしたことがある。

Sさんの菜園の片隅には柿の木が植わっている。
未だそんなに大きな木ではないが沢山の実をつけていた。
頂いた干し柿はその実を取り入れての干し柿だろう。
口にしてみるに何とも言えぬ懐かしい甘味だ、少年時代母親が作っていた枯露柿を想い出していた。
本当に懐かしい味だった。

干し柿といえば三年ほど前の10月の終わりに朽木(高島市)の奥へ出掛けた折、干し柿作りをしている老婦に声をかけたことがある。
渋柿の皮を剥いて干し柿づくりの準備をしていたのだ。
あの時の老婦は今もご健在だろうか。

おにゅう峠は工事中という情報もある、雲海撮りのルートの下見も兼ねて朽木の奥へ出掛けてみよう。干し柿も見られるだろうか。