秋季特別展「造形衝動の一万年」見学と水野正好氏(元興寺文化財研究所所長)の講演を聴きに安土城考古博物館へ行く。
博物館構内に茅葺きの旧い農家が移設されている、この農家の庭先のツワブキの上でキアゲハ、ツマグロヒョウモン、キタキチョウ、カマキリ、カメムシ、などを見掛ける。
キタキチョウを狙うカマキリ
カマキリがキタキチョウを捕食しているところも見つけ、嬉しくなっていた。
講演のタイトルは「埴輪にかけた造形美」
講師の水野氏(元奈良大学学長 考古学)は宗教やまじないなど精神世界の考古学的研究で知られる人だと承知していたから楽しみにしていたのだが期待は叶わずだった。
講演時間も90分の予定が1時間もオーバー、正直疲れ果てた。
ツワブキの上での虫撮りが出来たからなんとか救われたがこれがなかったら、吐きそうな一日になっていただろう。
昨日も、大阪での会合は夕刻からだったが昼前に家を出て、第46回光華講座「観仏経典としての観無量寿経=シルクロードとの関わりを考えるー」講師 山部能宜・東京農業大学教授を聴きに行く。
これも ”シルクロードとの関わり”というサブタイトルに期待があったから出掛けたのだが、面白くなかった。
二日続けて不味いものを食わされた思いだ。老いはその嗜好をますます偏らせているようだ。