ある思い込み

2012・08・05のブログ「竹筒トラップとアジアキタドロバチ」の記事について、今日、しぐまさんという方から、掲載写真のアジアキタドロバチはアジアキタドロバチでは無いのではないか、とのご指摘を頂いた。
確かに指摘のように、写真のものには翅が2枚しか無い双翅目ハエ・アブの仲間だ。

ハチの仲間は前翅後翅4枚の翅をもっている膜翅目。
掲載する時明らかなこの違いに気付いていないのだ。

今から思うに、ドロバチの仲間などの営巣のシーンを見たくて竹筒トラップを仕掛けたこと、これまでにその竹筒でドロバチの営巣行動を見たこと、それに今回は竹筒の1本は前日まで泥で塞がれていたが目の前の竹筒は泥壁が破られドロバチが巣立っていった痕跡があること、その竹筒を見ていた時玄関の網戸の上から黒いハチが落ちてきたこと、これらのことから足元にいるのはドロバチの仲間、それも図鑑で見たことのあるアジアキタドロバチに似ていると思ったのだ。

竹筒=ドロバチ、巣作り。そんな思い込みがあったのだ。
ご指摘を呉れたしぐまさんに感謝しなければならない。

Webの昆虫図鑑で調べ直していて、アジアキタドロバチと称したものによく似ているのが、ハエ目(双翅目)ミズアブ科のアメリカミズアブだった。
(これもまたしぐまさんに別の指摘を受けるかもしれないし、これからも、思い込みや早とちりの判断をやりそうだ)