ジョロウグモの獲物(2)

ジョロウグモの巣網は大抵が人の背丈かそれ以上の所に作られている、時にはえっ!と思うほどの高みに掛けられており見上げることもあった。
そんな巣網なのに、庭の柚子の木とフエンスの間に作られた巣は、膝より下、地上スレスレに設けられているのだ。

こんな高さで獲物の捕獲が出来るのだろうかと思いながら庭に出る度に眺めていた。
そんな巣網にバッタらしいものがかかっているのを今朝見た。
ジョロウグモが獲物に糸を巻きつけている様子からみて獲物を捉えた直後のようだった。


日陰なのを幸いに暫くの間眺めていた。

バッタが動きを止めるまでクモは糸でぐるぐる巻きにしていたが、動かなくなると間なしに獲物を離し巣網の中央に戻っていった。
獲物の体液を吸い取るのは後ほどということだろうか。

PCに落とし込んで獲物を拡大して見るに、網にかかっていたのはショウリョウバッタの幼体のように見える。