佐渡ヶ島へ(2)

佐渡旅行の当初の予定は、佐渡で二泊の予定だったが、宿探し担当のカミサンがネットでいろいろ調べていた時、概して佐渡の宿の評価(くちこみ)は点数が低いことに気付く。
佐渡はフェリーとセットの旅館だけにして、二日目は新潟にしようと云う。
カミサンの長年の経験とカンを信じて、二日目の宿はカミサンの選んだ阿賀野川の辺りにある麒麟山温泉にする。
まさにこれが正解だった。

料理はとても美味かった。
味もさることながら見栄えの良い盛りつけ、旬の素材で季節感もよかった。


刺身も牛しゃぶも堪能した。
料理が運ばれてくるタイミングもこちらの様子を見ているかのような感じだ。

阿賀野川の辺りに建つ宿の部屋から、山頂に未だ雪を残す飯豊山山形県小国町と新潟県阿賀野町の県境に聳え、2.105m)が望める。

対岸の木立の中を磐越西線が走っている。
磐越西線が通っていることは承知していたが林の向こうで見ることは出来ないと思っていた。
露天風呂に入っていた時(九時一六分頃)木立の間を電車の灯が通り過ぎるのが見える。
一日上下線合わせて二〇本程度の電車があるが、宿の窓から電車の灯を見れるのはその電車が最後だった。
早くに気付いていたらカメラをセットしておいたのにと悔しがる。

露天風呂からはよく晴れた空に北斗七星が見え、満天の星だ。
北極星を真ん中にした星の動きを長時間露光でと思い、12〜22mm広角をセットして試みた。
(絞り4.5 ISO 800 シャッタースピード8秒で45分間の連写。 コンポジット用データー)
結果は失敗。プレビューを見ながらおおぐま座に焦点を合わせておいたのに、暗闇での作業中にどうもいじつたようだった。

翌日は何処へも寄らず北陸道をすっ飛んで帰る。
延べ走行距離・1.315km。
疲れました。