冬の湖北が遠くなっている

湖北野鳥センター前の沖合に飛来しているコハクチョウなど冬鳥を撮りに出掛けたかったが、今冬もついに行けずじまいだ。コハクチョウたちは北へ帰ってしまった。それに雪の風景を求めて湖北へは一冬何度も訪れていたが、いつの頃からか出掛けずにいる。

今津町深清水の柿畑に柿畑のオヤジと名付けた柿の老大木が健在だった頃は、四季折々に訪ねて行った。ことに雪の中に立つ姿が好きだった。その柿の木も命を終えて切り倒された。切り倒されてから何年になるだろうか。残された切り株が墓標のように立っていたがその切り株も今はない。無くなって随分時間が経ってしまった。

(柿畑のオヤジが消えてから新しく定点観測用にしたヤツ)

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冬の湖北が遠くなっている。

真冬の湖北へ出かけることが出来なくても、少し暖かくなれば残雪の雑木林へ潜り込んでみたいものだ。

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冬去れば 八十も半ばか 風を聴く    風来坊