フキノトウ

早春の苦味を味わいたい、そんな思いからフキノトウを探しに裏山の放棄された段々畑へ行く。段々畑の斜面を滑り落ちないように注意しながら歩き廻った。残念ながら人の手が入っていた頃とは違い荒れ放題の畑の法面は雑草が猛々しくて、フキノトウを見つけ出すことは出来なかった。歩き廻った末にやっと見つけたのは1個だけ。

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たくさん取れれば天ぷらにするかふき味噌を作りたいが、小さな1個では遺憾ともしがたい。

<2007-2月、棚田の斜面にて>

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放棄田畑が増える10年近く前までは、田畑の斜面や小川沿いの道べに、たくさんのフキノトウが見られたものだが。人の手が入らず荒れ果ててしまった現在では、何処に行ってもフキノトウもツクシもヤマウドも見つけ出すのが困難になっている。フキノトウやツクシやヤマウドを食べたいと思えばスーパーの野菜売り場で見つけ出す以外にないのだ。寂しい限りだ。