鳥撮りを始めてから5年近くが経っている。撮った鳥はそんなに多くの種類ではないから、名前の分からない鳥は野鳥図鑑などで名前を調べ覚えていた。覚えていたはずなのに、湖岸を歩きながら撮った鳥の中で、その名前が思い出せないヤツがいるのだ。
湖岸を歩いている時も運転中も、何だったかな何だったかなと記憶の深みを探し続けていたが、ついに思い出せずだった。PCに取り込みWebの野鳥図鑑と対比しながらやっと見つけ出す、コヤツはビンズイだった。老いた鳥撮りさんにはこれからもこんな状況がしばしば現れてくることだろう。
湖岸のアシの茂みにかなりの数のメジロがいた。アシの茎をしきりに突っいているのだ、どんな虫がいるのだろうか。
カワラヒワの小集団もいた。
ジョウビタキ(♀)
オオバン、ヒドリガモ、カワウ、カイツブリ、ユリカモメなども見掛けた。
コサギやチュウサギの波打ち際での魚獲りを期待していたが、見渡す限りの渚にはその姿は見当たらずだ。ヤツ等はどこに行っているのだろうか。
老い 思い出せないものが増えている。パンドラの箱ではないが老いの中で最後まで残っているものは何なんだろうか。