キアシヒバリモドキ

途中権現谷(大津市)の棚田道へハンミョウを探しに行く。
日盛りの棚田道を探しながら歩き廻ったが全く見掛けずだった。
棚田道の入り口で出会った野良仕事の人から、熊が出るかもしれないから注意して行けよ、などと言われたこともあり、ハンミョウが見つからなかったのも注意力が半減していたからだろう。

歩き疲れたのと空腹から、遅い朝食を棚田の端っこにある梅の木の下で摂る。
いつものサンドイッチとコーヒーだ。
2個めのサンドイッチに手を伸ばそうとして、サンドイッチを入れた袋の上に、黒い小さなコオロギの仲間がいるのに気付く。

Webの図鑑で調べてみるに、黒い小さなヤツはキアシヒバリモドキ(別名キアシクサヒバリ)のように思われる。
非常によく似た仲間に、クロヒバリモドキがいる。
複数の図鑑を参照してみるが、写真だけではキアシなのかクロなのか確と判別出来ない。

座り込んだ近くの草叢から微かだが甘酸っぱい匂いが漂ってくる、落ち梅だ。
ハンミョウは見つからなかったがキアシヒバリモドキと落ち梅の香り、好日としよう。