ミナミアオカメムシの幼体

沢山のトマトやキュウリが届けられた。
小雨の中で収穫したものを持ってきてくれたのだ、久しぶりに嗅ぐトマトの匂い。
スーパーなどで手に入れるものと違って、採れたてのトマトが持つ深みのある香りだ。
遠い少年時代の朝のトマト畑の風景を思い出していた。

頂いたトマトを取り出していて、ミナミアオカメムシの幼体がいるのを見付ける。
新鮮なトマトとその香しさ、それに鮮やかな紋様を持つミナミアオカメムシ、嬉しくなっていた。


きれいな紋様を持った幼体は5齢くらいの幼虫と思われる。
この模様も成虫になってしまうと消えてしまうから、見る機会も少ないのだ。

ミナミアオカメムシはイネ科の害虫。
ミナミアオカメムシは広食性で、水稲のほか、ダイズ、野菜類、果樹類など145種の植物の汁を吸うといわれている。
滋賀県でも平成23年に「平成23年度病害虫発生予察特集報第2号ミナミアオカメムシ」が出た。

成虫で越冬するが滋賀県では未確認のようだ。
 2014・10・04 撮影

頂いたトマトは4種類、味わいが楽しみだ。