キジを追いかけて

買い物からの帰り道、小雨のぱらつく田んぼの畦道にキジがいるのを見つける。夫婦連れだ。後続車がいなければ道端に車を停め1ショット試みるのだが、いかんせん大型の観光バスが続いているのだ。キジ撮りは買い物荷物を冷蔵庫に放り込んでからと思い直し、帰途を急いだ。

雨上がりの昼下がり薄日が射し始めたのを見計らってフィールドへ向かう。フィールドをゆっくり一巡するも全くキジの気配なし。田んぼ道に入るといつものようにケリが甲高い声を上げてのスクランブル、はるか先の田んぼのチュウサギアオサギの小集団を見ただけ。

今日も不作だなと思いながらこれまで余り足を向けたことのない集落を廻ることにした。この集落から引返していて畦道の草むらにキジがいるのを見つけた。えっ!こんな所まで、どこから来たんだろうか、そんなふうに思えるほどの場所にキジがいたのだ。

人通りのない道だったから三脚を据えキジの動き出すのを待つ。

半時も待っていたがコヤツはいっこうに動き出す気配がない。雲行きが怪しくなり始めたので三脚からカメラを下ろし帰途についた。帰り道、ニンニクの花とノラニンジンの花を撮る。

ラニンジンの花

若い栗畑の一角でブドウの苗木が植えられているのを見る。

このブドウの木はタグから見るに巨峰だ。桃栗3年のようにブドウも3年で実をつけると聞くが、最初のブドウはどれくらいの房になるのだろうか。本格的に栽培するとすれば棚作りなどという厄介な作業も待っている。

ここしばらく歩いたことのない距離(7013歩)を歩いていた。