三脚の一本を伸ばし杖代わりにして草深い畦道を横切っていた時、三区画ほど向うの田んぼの赤いトラクターの人が頭の上で手を振り、その後、手を二度ほど左方向に向けて合図をしてくれた。耳が遠くなった老爺に声は届かなかったが、その合図はキジが指差され…
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