霧の朝

今朝は5時に目覚ましに起こされる。
昨日夕方のニュースで翌朝は濃霧が発生するだろうと報じていたのを思い出し、5時にセットしておいたのだ。目的は、仰木の里の棚田にある一本桜を霧の中で撮ってみたいと考えていたからだった。

書斎のカーテンを開けてみると濃霧とは言えないまでもいい霧が出ている。
昨夜は霧のことを意識していつもより早めに寝たもののやはり深夜族だった。起きると直ぐ眠気覚ましに冷たい水で何度も顔を洗い、昨夜準備しておいた器材一式を担いで車庫に向かう、が何とも眠いのだ。
運転席に座り込んでも何度も欠伸を繰り返している、それにキーを差し込むのにも難儀していた。

このまま出掛けてしまうと居眠り運転で事故を起こしかねないと撮影行を思いとどまった。
睡魔に襲われながら後日の証拠写真のつもりで数カット撮る。

シルバーマークを義務付けられる前だったら、頬っぺたをひっぱたいてでも眠気を振り払い目的地に向かっただろうが今はもうそんな体力は残っていないのだ。
寝室に戻ると着の身着のまま倒れこむように眠りに入った。
目覚めたのが11時半だった。

夕刻には四條畷まで通夜に行かねばならない。