テントウムシの捕食

5時過ぎPUKUさんと散歩に出掛け草叢に入ってみたが、夏日の暑さに早々に引き返した。

草叢の中のアブラムシのコロニーでナナホシテントウがアブラムシを喰っているのを見る。

このコロニーにはテントウムシを撃退してくれるアリがいないのだ。
捕食の邪魔をされないテントウムシは見事な食いぶりといういう感じでアブラムシを食っている。
ほんの僅かな間に数匹のアブラムシが食われていた。

しばらくするとテントウムシは満腹になったのだろうか、アブラムシから離れていった。

アブラムシは外敵から身を守ってもらうために甘い体液を出してアリを随伴することがある。
こんなことからアブラムシのことをアリマキとも称し、蟻牧という字を当てることもあるようだ。

アブラムシがアリを随伴するために甘い体液を出す行動は、アブラムシにとってはかなり負担になるとのこと、詳しくは思い出せないがこんなレポートを読んだことがある。
体液を出す負担(コスト)とテントウムシなどの外敵を追っ払ってくれる受益の関係から見るに、ベネフィットのほうがはるかに大きのだろう。

小さな谷間にあるカラスノエンドウの群落に沢山のアブラムシのコロニーが在るが、ナナホシテントウの姿を見かけることがないのだ。それと同時にアリの姿も見かけない。
これはある種の相関関係だろうか。