ハンミョウ(斑猫)

昨日の京都新聞で「残暑和らぎハギ見ごろ 長浜・神照寺」という記事を読み、大津市仰木の覚性律庵にもハギがあることを思い出して見に行って来た。
残念ながら花の見頃はとっくに終わっていた。
寺の人によれば見頃は8月の終わりから9月初旬までとのこと。それに最近は人手不足のため施肥などの管理が行き届かなくなり、ハギの枝ぶりも細くなって以前のようにたわわに垂れるハギが少なくなってしまった由だった。

ハギとキチョウ、それにキチョウを狙っているカマキリ、アカトンボ等、これらを狙うつもりで出掛けたのに全くの期待はずれだ。
虫撮りに夢中だったら朝食抜きで出て来たことの空腹感も感じなかっただろうが、がっかりした所為で余計に空腹になり、愛染堂の前の石畳に座り込んでコンビニで買い求めたオニギリを喰う。

座り込んだ直ぐ目の前の石畳にヤンマの死を見つける。

獲物がこのヤンマの死だけだったら落ち込んでいただろうが、幸いにも帰りの道すがらハンミョウに出会い追いかける。

少し離れた道端で草刈りをしていた人が私の行動を怪訝そうに見ていたがお構いなしだ。
片膝をつく、小走りに走る、しゃがみこんだまま前に進む、こんな事を繰り返しているのだ、可笑しな奴と思われたに違いない。
誰もいなければ道の真中に腹ばいになってコイツを撮りたいのだが、人目もありそこまではやれなかった。

真正面からのポートレートも欲しかったが撮れずだった。
肉食性のコイツが獲物に喰らいついているところも撮りたいものだ。