オオスズメバチ採餌(2)

イチジクの実にやって来るオオスズメバチを今日も撮りに行く。

齧り取った実を咥えて飛び立つ瞬間などの飛翔シーンを撮りたくて、35-350mm望遠ズームや三脚をも用意していたが、足場の悪さや飛来するオオスズメバチの多さに使用を断念する。
35-350mmを三脚に載せ置きピンにして、身を伏せた状態でハチの様子を見ながらシャッターが切れるようにと、リモートスイッチも用意したが、獰猛なしかも複数のオオスズメバチ相手では思うようにはならないのだ。
警戒線に近づいたりすると威嚇飛翔やカチカチと警告音も発してくる。

このオオスズメバチの一撃は未だ受けたことはないが、少年時代に首筋をアシナガバチにやられたことがある、激痛だった。
そんな痛みのことを思い出すと、イチジクの実を齧っているハチの前の葉っぱを1枚取り払えば良いアングル、そう思っても怖くて手の出しようがないのだ。


一度ハチに刺されハチ毒の抗体ができていたりすると、アレルギー反応を起こし、個人差にもよるが「めまい」「心悸高進」「昏睡」「ショック死」等の恐ろしい被害が出ることもあるという。
特に攻撃性の強いスズメバチによる死者の数は例年50人近くいるらしい。恐ろしいものだ。

熟した実を齧る速さは相当なものだ。
硬質な感じの顎は鋭い切れ味と力を持っているようで、もしコイツに噛まれたら皮膚はきっと喰い破られることだろう。

AKIYAMAさんの菜園にはカマキリが何匹もいる。
オオスズメバチは肉食性でもあるのだ、カマキリを採餌の対象にするところも見たいものだ。
暫くの間朝夕出掛けてみよう。

オオスズメバチの「社会性」「社会寄生・巣の乗っ取り」等の「社会性の獲得」についても調べなくてはなるまい。面白そうだ!