外から帰ってみると台所のテーブルの上に、香辛料の瓶が並べてある。
これらの香辛料を使った料理かと期待していたが、どうもそんな雰囲気ではない。
「これらの香辛料捨てますよ。賞味期限がきれてますから。」
よく見ると確かに賞味期限がきれている。
中には2年前に切れているのもある。
リタイアしてからかなりの間、イタリア料理に嵌っていた時に買い求めたものだ。
近くのスーパーに無く、京都三条明治屋まで買いに行ったものもある。

こうしてみるとあの時のパスタやピッツアetcは、随分と高価なものになっていたのだ。
これからまた香辛料を買う時にはカミサンに冷たく睨まれるんだろうな。
夫婦二人の家庭も多くなっているのに、メーカーは旧態依然とした容器の大きさで製造しているんだ。あるいは小売側はどんなデーターベースマーケティングで品ぞろえしているんだろうかと思ったりする。消費者の声をどの程度真剣に聞いているんだろうか。