虫撮りと捨てられる香辛料

黒地に赤紋二つのナミテントウを見た。
黄色いバラの花に頭を突っ込んで寝ているのを、近くにあった枯れ草の軸を使って起こす。
折角の昼寝を起こされたという感じでゆっくりと歩き始める。

テントウムシの模様は細かく識別すると何十とあるようだ。
今年の夏が終わる頃までに、幾つの模様が蒐められるだろうか。
楽しみだ。

それからコイツもいろんな種類がいるようだ。


動きが早い上に、警戒心も強く、こちらの動きからさっと葉裏に隠れたり、近づきすぎると素晴らしい跳躍でどこかに逃げてしまう。
今日はたまたま畑を仕切る柵の竹の上にいてくれた。

かなりの時間、一定の距離を保ってヤツと睨み合いだ。
いろんな動きを見せてくれる。まるで舞台の上のダンサーだ。
20回程シャッターを切ったが、何とか残したのが上の2枚。
180mmマクロと三脚を持っていれば、どアップの顔も撮れたにと悲しくなっている。

コイツのアップの顔写真はWeb上でよく見る。
なんとも愉快な顔なのだ。
挑戦しがいのあるこの顔の蒐集にも取り掛からなくては。