タマネギ畑のキジ

昼下がりの田んぼ道、田植えの頃の賑わいはまったく無い。ただあの頃と異なるのはオオヨシキリの啼声が、時に耳をつんざくほどの大きさで聞こえてくることがあることだ。そんな啼声のするヨシ原の中の草道を歩いていて、刈り払われたEブロックの隣のタマネギ畑で作業している人とそのすぐ側にキジがいるのを見掛け草道を急ぐ。

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タマネギを収穫している人が随分近くまで近づいてもキジは動き出すこともなくその場に佇んでいた。短い時間の間コヤツは2度も母衣打ちをやってくれた。体の大きさから見て若鳥のようだったが人馴れしているのか、堂々としていたのに驚く。

タマネギを収穫していた人が帰り、程なくしてキジもタマネギ畑の中に潜り込んで行った。

三脚からカメラを外し畦に急降下してくるヒバリを狙う。老爺の視力は相当に劣化している、最近とみに劣化が進んでいるようだ。草むらに下りられてしまうと視認するのが困難になっている。大体の見当をつけ600mmにズームアップして狙う。数撃ちゃ当たる式のショットだ。

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枯れ草の中のヤツの歩留まりは最悪だが、視認しやすい畦の上だと老眼でもなんとかなった。

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 ヒバリはどこで子育てをしているのだろうか。見つけ出す手がかりは何なんだろうか。双眼鏡持参で来て、急降下して下りた田圃の野面を探しに探せば・・・。老爺にそんな辛抱強さがあるだろうか。

本日好天、獲物はまずまずだった。